卵巣がんの治療のうち、卵巣がん治療に使われる放射線療法と化学療法についての説明をします。
・放射線療法
放射線を身体の外から腫瘍へ照射する外照射と、放射線を放つ放射性リン溶液を腹腔内に注入後、内部から照射する方法があります。
卵巣がんでは、以前は手術後の残った腫瘍に対しよく放射線療法が行われていましたが、最近では化学療法が主に行われています。
しかし、脳に転移した腫瘍には放射線治療が行われています。
・化学療法
化学療法とは、抗がん剤を使う治療を指し、手術で取りきれず残ったがんに対する治療に使われています。
成人のがんの中では、卵巣がんは抗がん剤が比較的よく効きます。
抗がん剤は内服、もしくは静脈注射で投与されますが、直接、腹腔内に注入する場合もあります。
抗がん剤はがん細胞に大きな障害を与えると同時に、正常細胞にも影響が及び、副作用をおこします。
繰り返しの投与によって、がん細胞が完全消滅する場合もあり、効果が続く場合には、ある程度副作用の起こるまで抗がん剤を使用します。
卵巣がん治療によく利用される抗がん剤の副作用には、血液中の白血球・血小板の減少、脱毛、貧血、吐き気、嘔吐、食欲の低下、手足のしびれなどがあります。
がんの組織型、病期(ステージ)、患者の年齢、がん以外の病気の有無などにより治療方法は異なります。
病状に応じた現在最も効果が高いと判断されている治療法は標準治療と呼ばれています。
情報が氾濫する中で、自分が受ける治療法の判断材料となります。